変形性膝関節症に対する施術 50代女性
- lifemanipulative0517
- 2024年10月20日
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本日は変形性膝関節症の患者様が来院。 最初に申し上げますと本疾患は整体で改善させる事は困難ですし、進行性かつ不可逆的な経過をたどるので必ず専門医の診療を並行して受ける必要があります。ただ、「これ以上膝に負担を掛けない」、「正しく足を使えるようにする」にして痛みの緩和や可動域の改善を図るということは可能です。
ポイントは「半月板と接する筋肉の滑走性を改善」、「膝関節における正しい動きの獲得」となります。半月板は外側を膝窩筋、内側を半膜様筋と繋がっており、これらの筋肉が機能不全を起こすと半月板が正しく後方に滑り出せず膝裏痛や半月板損傷の原因になります。また、90年代アメリカで発表された論文には、変形性膝関節症の原因は体重増加よりもニーイントゥーアウト等の足が捻れる正しくない使い方とされています。
今回は超音波治療器で同筋肉の弛緩、筋膜リリースで滑走性を高め、LIPUSで膝の炎症を緩和、アクティベーター矯正で神経の流れを改善しました。これだけでも変形した膝や損傷した半月板にアプローチ出来なくても写真のように可動域の改善と痛みの緩和が可能です。すなわち、それだけ膝関節実質の損傷以外が痛みに影響しているということです。
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